私の人生ってもう終わったらしい
増田(はてな匿名ダイアリー)に悲しい文章がありました。
匿名の投稿なので、実話が架空の話なのか、確認する術はありません。
しかし、こういう発想が出てくる事自体に、日本社会の病理を見る気がします。
新卒で入った会社をたったの3ヶ月で辞めるときに「人生終わったね」と母に言われた。
2018年の春、誰もが知る大企業の総合職として入社した。就活生に人気の企業ランキングでも毎年10位以内に入るような企業だった。
学生時代はスクールカーストのてっぺんに居たであろう、容姿が優れて賢く気の強い人達が同期だった。
彼らはなぜか飲み会が好きで、平日でも毎日お酒を飲んでいた。
吐くまで飲まされた。美人な同期も吐いてた。
新入社員研修の休憩時間はマウントの取り合いだった。
皆が一様に彼氏にもらったデパコスを見せ合い、直すところのない完璧なメイクを休憩時間のたびに直していた。
お昼ご飯の休憩中に「大学のときにハロウィン何のコスプレした?」という話題になった。
「ナース」「バニーガール」「ポリス」などと盛り上がっていて楽しそうだった。
私はそんなかわいいコスプレなんてしたことないから、ちょっとついていけなかった。
ある日、よくそんなボサボサの髪で来れるよね(笑)と同期に言われた。
自分なりにアイロンを毎日かけて、身だしなみには気をつけていたつもりだった。
このあたりから、同期の中でも「私だけはカーストが下」という空気ができてきた。挨拶もときどき無視されるようになった。
ある日、休憩時間にスマホを触っていたら、隣の席の同期にスマホを盗られて、勝手に操作された。
「勝手に触らないでよ」と言ったら、
「え、触ってもいいって言ったよね!?」と大きな声を出された。
周りの人は誰も私の味方をしてくれなかった。
約1ヶ月の新入社員研修を経てひどく疲れてしまったが、この同期達は各支社に分かれるので研修が終わった時には開放感でいっぱいだった。
そして本配属。
支社で歓迎会をしてもらった。
若手の男性社員に「あんまり可愛くないね」と裏で言われた。
翌日、全員の席を回ってお礼を言わなかったことで指導係の社員からひどく叱責された。
この指導係の社員と非常に折り合いが悪かった。
本配属初日の朝から怒鳴りつけられた。
理由は「俺の顔色を伺っているから」。
支社長にも相談したが、「顔色を伺う方が悪い。」の一点張りだった。
指導係の社員は私の質問を一つも回答してくれなかった。
何をしても怒鳴られ、他の社員は見て見ぬふり。
「全くやる気が見られないから指導したくない。」と全社員に送るメールに書いてあった。
毎日怒鳴られ、毎日泣きながら会社に行った。
ある日、指導係の社員から「コイツほんと日本語通じない、こんなやつなんで採用したんだ」と言われたとき、社内で号泣してしまった。
辞めることを決意した。
母に伝えたところ、「あんたの人生終わったね」と言われた。
味方して欲しかった。
大企業で働く見栄えの良い娘じゃないと許せないんだなと思った。
「精神科でもうつ病って言われたんだよ。」と伝えても、「そんな病気無い。気の持ちよう」と言われた。
もう死んでしまいたかった。
でも自殺するのがすごく難しかった。
ロープをクローゼットの服を掛ける部分に結びつけ、脚立で登り、輪の中に頭を入れ、脚立を蹴っ飛ばした。
ウィーンと耳鳴りがする。
心臓の音が聞こえる。
なぜか小さい頃に観たしまじろうの映像が頭の中に流れた(走馬灯的なものだったのかな?)
気づいたらロープを外して床にへたり込んでいた。首には大きな内出血の跡とかさぶたができた。
人生を本当に終わらせるにはどうしたら良いですか。
人生の選択肢は、他にもある事に気付けたら良いですね?
頑張って下さい。